第二種電気工事士は何をするの?
電気工事士というと電柱に上って仕事をしているイメージが多いかも
しれませんが、様々な電気工事に関連しております。
1.エアコン・照明器具等家電設備取付、交換業務
エアコンや照明器具等の取り付け、
配線が必要な家電の交換業務等
電気工事士の仕事になります。
エアコンは特に夏場には多い仕事で、多くの電気工事業者が
必要としています。

2.電気工事業務
住宅を始めとしてビルやさまざまな施設等、
あらゆる建築物には電気設備が 備わっています。
電気設備の工事にはしっかりとした知識のある人間でないと
安全が確保できない場合があり、法令により、
有資格者のみが工事が行えること になっています。
一見家庭でdo it selfで自分で出来そうと思う電気工作も実は、
法律上では免許なしにやってしまうと違反になる場合も多いです。
仕事としてやるだけでなく、自身で工作される方が
趣味と実益を兼ねて取得されるのも一つでしょう。
第二種電気工事士としての働き方
1.電気工事企業に勤める
電気工事に携わる企業は大企業から零細企業に至るまで日本全国に多数存在します。
エアコンの設置やコンセント増設といったものから新築、リフォームなど、
人々の日常の生活に密接に結びついているのが電気工事の仕事です。
ニーズの多い仕事のため、有資格者は求人が多く、転職を目指す場合の資格としても有利になるでしょう。

2.独立開業する
電気は日常の生活に密接に結びついているため、非常に多くの人材を必要としています。
そのため、大手企業や歴史ある企業だけが生き残る業種ではなく、町の電気屋さん、
電気工務店として多くの企業や経営者が活躍できる業種です。
独立して活躍したい人にもおススメです。
第二種電気工事士が生まれた背景
時は1960年。電気工事士法が制定。ここに電気工事士が誕生しました。
当初は、一般電気工作物のみの資格でした。
しかし、高度成長期にビルが増え、そして電力消費が増えるようになり、
自家用電気工作物の需要が増大。
ところが、自家用電気工作物に対応できない
未熟な作業者の施工不良での事故が頻発。
この問題を解決するため、1987年に大改正が行われ、
500kw未満の自家用電気工作物に対応する
第一種電気工事士と一般用電気工作物のみの
第二種電気工事士に分けられ、現在の体制となりました。
資格を取得する方法
第二種電気工事士の資格試験は年に2回(筆記 上期6月 下期10月)あります。
筆記試験に合格すると技能試験(技能 上期7月 下期12月)があり、
筆記と技能の両方に合格すると免許が取得できます。
また、平成30年度より、上期下期いずれかしか受験ができなかったものが
いずれも受験が可能になったため、年に2回チャンスがあり、第二種電気工事士を
目指す人には、朗報となっています。
